僕が君を護る盾となろう
「君は誰だ?」

おやじが聞いてくる。

「あんたこそ」
「私は彼女の知り合いだ」

顔も似てないし、どうみても家族には見えない。
それに、ミレイが微かに震えて昇のズボンを小さく掴んでいた。

「さ、行こうかミレイちゃん」
「おい、あんた。彼女を何処に連れていくつもりだ?」
「君には関係無いだろう」
「…あたしをホテルで休ませてくれるって言ってくれたんだよ」

ミレイと呼ばれていた少女が言う。
おやじが微かににやけた顔をする。

「そうだよ。ホテルでゆっくり休もうか?」

昇は一歩踏み出す。
おやじが一歩後退りする。
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