僕が君を護る盾となろう
「おい、おやじ。彼女の家族か?」
「…いや、違うが」
「さっき会ったんだよ。そしたらホテルを予約するから待っててって言われたんだよ」

ミレイが言う。

このおやじ…まさか…。

「このエロおやじ。俺の友達に何するつもりだ?」
「な…友達…?いや、私はその…」

サラリーマンが一歩後退りする。

「今すぐ帰れ。殴られたいか?」

サラリーマンは後ろを向いて走り出す。

「友…達?」
「ああ。悪いね。それよ、どうしてこんな所に?家は?」
「家…?そんなの…無い」

確かに病院服だ。
どけかで入院してるのだろうか?
周りにあった病院は…。

昇は頭に地図を浮かべる。
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