大嫌いの反対×∞!?

急いで近くにしゃがんで顔を覗き込むと先生は顔を真っ赤にしていた。


しかも耳まで。


京「あ、あの~」

市「こっち見んな!」


びっくりして一歩後ろに離れた。


京「なぜ先生が赤いんです…か?」

市「…バカ。」


…はい!?


なぜアタシがバカ?


京「意味分かりませんけど。」

市「やっぱりお前バカ…好きな奴に抱き着かれて押し倒されみろ。理性ぶっ飛ぶだろーが…。今死ねほど堪えてんだよ。…分かったら早く教室に入れ。」


マジっすか!?


…ってここにいたら危ないじゃん!


京「えっ、あぁ…じゃあお先に…」


アタシは先生の背中に言葉をかけて教室に入った。
 
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