大嫌いの反対×∞!?
しばらくの間先生に寄り掛かっていたがふと頭にはある疑問が浮かび上がってきた。
何か忘れていない?
思い出そうとしてもどうしても思い出せない。
首を傾げてみたりもするけど時間は過ぎるばかり。
そんなアタシの不自然な行動に気付いたのか頭から先生の声が降ってくる。
市「どうかした?」
京「うん…なんかものすごく重要な事を忘れてる気がするんです…」
なんだろ…
すると先生がいきなり大きく頷き身体を放した。
市「嶋田、お前の思い出せない事ってあれだろ、由香…本間の事だろ?」
一瞬先生が由香の事を名前で呼んだのが気になったけど気付かない振りをして話に戻った。
京「あっ、放課後由香に教科書返すの忘れてた!!てかなんで先生がそんな事知ってるんですか?」
市「…俺が本間に放課後呼び出しって言っといたから帰った。教科書は使わないから明日で良いってさ、良かったな。」