大嫌いの反対×∞!?
アタシはスカートのポケットからイチゴミルクの飴を出した。
女「あ、ありがとうございます!」
女の子は慌てて頭を下げた。
なんかつまらない…
京「他人行儀すぎー同い年なんだからタメでいいよー」
女の子は一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔になった。
女「…うん、ありがとう」
そうよ、アタシなんかそんな偉い身分じゃないし
京「じゃあまたね~」
手を振ると教室に入って行った。
(「いいなー嶋田さんと話せてー」)
女の子たちがそんな会話をしていたなんてもちろん京子は知らない。
京「由香、昨日はごめんね。はい、教科書。」
由「ううん、気にしないで。」
京「それと、教科書のお礼なんだけどこれ…」
持っていた小さい紙袋を差し出した。