S王女と王子(?)様!!
「しっかし、誰もいないな…」


初めて入った保健室に好奇心を見せつつ、
言うと、


「誰かいてもアンタがぶつけたんだから
 アンタが処置するの!!」


な~んて言われちまった。


「はいはい。今やりますよ」


内心では怒りつつ、ぶっきら棒にい言う。


見えた所に置いてあった真っ白いタオルを水で洗って冷やし、
ツンとしているそいつの顔にポンと置いてやった。


「ひやぁ!」


予想以上に冷たかったらしく、
変に声を上げる。
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