S王女と王子(?)様!!
だが、ここで止まってしまうわけにもいかない…

断念という文字が頭の中でチカチカしていたが、
それを振り払って加速する。


「あちゃー!悪いな竜!!」


なんて声が後方から聞こえたが、
無視して、
届くか届かないかくらいのボールに向かって、
脚を振り上げる。


そして……


つま先に一瞬だけ痛み。


ヤバイと思った時にはボールは速い速度で飛んで行ってしまった。


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