花が咲く頃にいた君と
協力 another side
柊 side
―――――――――――
朝がやって来た。
今日ほど、絶望に見回れた朝はない。
小夜のあの笑顔を失ってしまう。
途方もない恐怖と絶望が、俺を覆い尽くした。
それでも、制服に袖を通すのは、微かな希望を胸に秘めていたからかもしれない。
如月なら、まだ何か策を考えているかもしれない。
なんて結局、最後には如月を頼る自分がいて
情けなさと悔しさから、その辺のものを思いきり蹴り上げた。
あんなに“小夜は俺が助ける”と豪語したのに。
俺にしか助けられないと思ってあたのに、ヒーロー気取りも甚だしい。
本当に自惚れすぎていた自分に、自嘲の笑いが浮かぶ。
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朝がやって来た。
今日ほど、絶望に見回れた朝はない。
小夜のあの笑顔を失ってしまう。
途方もない恐怖と絶望が、俺を覆い尽くした。
それでも、制服に袖を通すのは、微かな希望を胸に秘めていたからかもしれない。
如月なら、まだ何か策を考えているかもしれない。
なんて結局、最後には如月を頼る自分がいて
情けなさと悔しさから、その辺のものを思いきり蹴り上げた。
あんなに“小夜は俺が助ける”と豪語したのに。
俺にしか助けられないと思ってあたのに、ヒーロー気取りも甚だしい。
本当に自惚れすぎていた自分に、自嘲の笑いが浮かぶ。