花が咲く頃にいた君と
青ざめるあたしの顔


「あんたら、鬼だ。悪魔だ。魔王だ」



ニタリと笑った彼らは、口を揃えてこう言った。


“知ってる~”



こうして、理想は打ち砕かれる。



あたしはいったい何処まで、不幸に巻き込まれるんだろう。



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