風邪
「毬花、汗かいて熱さげよっか?」
口元をニヤリと歪ませ、雅紀は毬花に挑戦的な眼差しを向けた。
「もう、そればっかり」
雅紀は、呆れつつも満更でもない様子の毬花に満足げに微笑んだ。
くすり、と見つめ合う二人。
毬花の潤んだ目が雅紀を欲情させる。
―――ああ、今日も優しく抱けそうにないな。いや、優しく抱かなくては。
もはや毬花を抱くことしか考えていない雅紀。
それを見透かしている毬花は、自分から雅紀の首に腕を回した。
二人はベッドに深く深く沈んでいったのだった。
口元をニヤリと歪ませ、雅紀は毬花に挑戦的な眼差しを向けた。
「もう、そればっかり」
雅紀は、呆れつつも満更でもない様子の毬花に満足げに微笑んだ。
くすり、と見つめ合う二人。
毬花の潤んだ目が雅紀を欲情させる。
―――ああ、今日も優しく抱けそうにないな。いや、優しく抱かなくては。
もはや毬花を抱くことしか考えていない雅紀。
それを見透かしている毬花は、自分から雅紀の首に腕を回した。
二人はベッドに深く深く沈んでいったのだった。