風邪
「はい、あーん」
―――雅紀は風邪を引くと年上とは思えないほど甘えたになる。そこが可愛いんだけどね。
そんなことを考えながら少しずつ雅紀の口にお粥を運んだ。
「ごちそーさん。美味かった」
「それは良かった。じゃあお薬飲んでね」
水と風邪薬を雅紀に渡して、食器を洗いにキッチンに向かう毬花を見ながら、雅紀は考えていた。
―――ほんと、しっかりしてるよな。俺には勿体無いくらい出来た彼女だよ。まさか六個下の高校生に手を出すとは。俺はロリコンか?
思いに耽っていた雅紀は澄んだ声によって呼び戻された。
「ほら、ちゃんとお薬飲みなさいってば!」
「へいへい」
もー、と口を尖らせる彼女を可愛いと思い、雅紀にちょっとした悪戯心が芽生えた。
―――雅紀は風邪を引くと年上とは思えないほど甘えたになる。そこが可愛いんだけどね。
そんなことを考えながら少しずつ雅紀の口にお粥を運んだ。
「ごちそーさん。美味かった」
「それは良かった。じゃあお薬飲んでね」
水と風邪薬を雅紀に渡して、食器を洗いにキッチンに向かう毬花を見ながら、雅紀は考えていた。
―――ほんと、しっかりしてるよな。俺には勿体無いくらい出来た彼女だよ。まさか六個下の高校生に手を出すとは。俺はロリコンか?
思いに耽っていた雅紀は澄んだ声によって呼び戻された。
「ほら、ちゃんとお薬飲みなさいってば!」
「へいへい」
もー、と口を尖らせる彼女を可愛いと思い、雅紀にちょっとした悪戯心が芽生えた。