天使な執事と悪魔な執事
あぁ、本当に今日は最悪な日だわ。

目覚まし時計止まってるし、寝坊だし。
今の変なドッキリみたいな状況で花壇に水あげしてる時間無くなったし。

多分…今日あたしの運勢最悪だったのね。

目の前がくらくらしているというのに翡翠と名乗る男の側に立っていた男の言葉がまたもやあたしをおかしくする。

「俺は貴女専属執事である翡翠の補佐をいたします執事…。

春日 琥珀 カスガ コハク

といいます。」

そう自己紹介を終えるとあたしの手をとり唇を寄せた。

ま、またですか?

執事という職業はどんだけキスが好きなんですかぁ!?

あたしの顔は多分青くなっていると思う。

鏡を見なくても予想がつく…ある意味怖い。

< 15 / 105 >

この作品をシェア

pagetop