天使な執事と悪魔な執事
あたしは毎朝枕元にあるどこにでもあるような目覚まし時計で目をさます。

鳴り響く音もこれまた普通の音。

何時も起きる時間は朝の6時半。

独り暮しだから昼飯用の弁当を作って、朝御飯を作って身支度をすませて、両親に朝の挨拶をしてから家を出る。

だけど今日は違った。

「と、時計が止まってるよぉ」

時計は12時30分で止まってる。

電池を変えようと思ってたけどすっかり忘れてた、忙しくて!!

っていうか今は言い訳してる場合じゃないね…。

本当の時間確かめなくちゃだわ。
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