≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「ほら 奥村!行くぞ
最近ぼーっとしてんなぁ オマエ!
大丈夫か?」
後ろから声をかけてきたのは 1組の列の
最後尾にいた 横山だった
「あぁ・・・」
オレは 日村 令子を捜したが
姿は見えなかった 今度は先頭集団に
いるのだろう
オレは横山に背中を押されながら歩き出した
車に荷物を乗せ終えた 中道さんと島田さんを
横目に通り過ぎ 歩いた
20分ほど歩くと バスが待機していた
ニコニコしてバスの入り口に 立って
皆が乗るのを見守ってくれている車掌さんに会釈して
バスに乗り込んだ
さっきからの流れで 横山がオレの隣に
座っていた
学校に到着するまでの間 横山はひたすら
前後に座っている奴らと喋っていたが
オレは 寝たふりをした
今は 愛想笑いをする 気力も残っていない・・・
ただ 昨日から 一連に起きた出来事を
少し・・・ 頭の中で整理したかった
これが 夢なら・・・
いつも通りの『明日』が・・・
オレには 待っているのだろう・・・・
「はい 学校に到着!」
小津の声で目が覚めた
いつの間にか 本当に眠り込んでしまっていたらしい
「学校・・・」
昨日の出来事は 『現実』だったのだ
やはりオレは 昨日までとは違う『明日』を
生きていくのだろうか
最近ぼーっとしてんなぁ オマエ!
大丈夫か?」
後ろから声をかけてきたのは 1組の列の
最後尾にいた 横山だった
「あぁ・・・」
オレは 日村 令子を捜したが
姿は見えなかった 今度は先頭集団に
いるのだろう
オレは横山に背中を押されながら歩き出した
車に荷物を乗せ終えた 中道さんと島田さんを
横目に通り過ぎ 歩いた
20分ほど歩くと バスが待機していた
ニコニコしてバスの入り口に 立って
皆が乗るのを見守ってくれている車掌さんに会釈して
バスに乗り込んだ
さっきからの流れで 横山がオレの隣に
座っていた
学校に到着するまでの間 横山はひたすら
前後に座っている奴らと喋っていたが
オレは 寝たふりをした
今は 愛想笑いをする 気力も残っていない・・・
ただ 昨日から 一連に起きた出来事を
少し・・・ 頭の中で整理したかった
これが 夢なら・・・
いつも通りの『明日』が・・・
オレには 待っているのだろう・・・・
「はい 学校に到着!」
小津の声で目が覚めた
いつの間にか 本当に眠り込んでしまっていたらしい
「学校・・・」
昨日の出来事は 『現実』だったのだ
やはりオレは 昨日までとは違う『明日』を
生きていくのだろうか