≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「あ~ 朝の『豚汁』と お昼の『うどん』
楽しみにしてたんだけどなぁ・・・」
ハルは 視線を下に向けたまま
少し口をとがらしてみせた
「あー うどんはサイコーだった!」
「でしょう?お兄ちゃんから聞いてたんだよねぇ」
ハルには2つ年上の 超頭のイイ兄貴がいる
オレたちが1年の時 生徒会長も務めていたくらいだ
今は 現役T大生だ
「あ!」
「?・・何?」
オレは リュックの中におにぎりを1個
入れたままにしていたのを 思い出した
オレは 床に置いたリュックに手をかけた
「おにぎりなら・・・あるけど」
豚汁 と うどん つってんのに 『おにぎり』
なんて とんちんかんだったと 後で後悔した
「へぇ・・・ヒカルが握ったの?」
「いや 横山」
ハルは 眉間にシワをよせて 呆れたように笑った
「そんなん いらない!」
当然! 野球ボールの形に仕上がったおむすびを
見たら もっと いらないというだろう
「・・だよねぇ・・」
オレは 開けかけようとした リュックのファスナーを
再び閉じた
「あれ どうだった?あったの?」
「あれ?」
「・・・キャンドルサービス」
そっか ハルは キャンドルサービスが行われた事を
知らなかったんだ
「うん あった」
「そっか・・・よかった」
楽しみにしてたんだけどなぁ・・・」
ハルは 視線を下に向けたまま
少し口をとがらしてみせた
「あー うどんはサイコーだった!」
「でしょう?お兄ちゃんから聞いてたんだよねぇ」
ハルには2つ年上の 超頭のイイ兄貴がいる
オレたちが1年の時 生徒会長も務めていたくらいだ
今は 現役T大生だ
「あ!」
「?・・何?」
オレは リュックの中におにぎりを1個
入れたままにしていたのを 思い出した
オレは 床に置いたリュックに手をかけた
「おにぎりなら・・・あるけど」
豚汁 と うどん つってんのに 『おにぎり』
なんて とんちんかんだったと 後で後悔した
「へぇ・・・ヒカルが握ったの?」
「いや 横山」
ハルは 眉間にシワをよせて 呆れたように笑った
「そんなん いらない!」
当然! 野球ボールの形に仕上がったおむすびを
見たら もっと いらないというだろう
「・・だよねぇ・・」
オレは 開けかけようとした リュックのファスナーを
再び閉じた
「あれ どうだった?あったの?」
「あれ?」
「・・・キャンドルサービス」
そっか ハルは キャンドルサービスが行われた事を
知らなかったんだ
「うん あった」
「そっか・・・よかった」