≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「ヒカル!!起きなさい!もう 晩ご飯よ!
何回呼んでも起きないんだから!
宿題くらいやってるのかと思ったら…」
毎日の聞き慣れた声に オレはまぶたを開いた
「とにとかく 着替えて食べなさい!」
母親が部屋のドアを閉めかけた
「母さん!」
今
ここが本当に現実なのか確かめたくなり
つい母親を呼び止めた
「…なによ」
少しむっつり顔の母親が
オレの部屋のドアを もう一度開けた
「いや ごめん…寝ぼけてた…何でもない」
やはり 現実だと安心した
母親から見たら今のオレは単なるボケ息子だ
身体を起こしたオレの太ももあたりから
『チャリッ』
と 音がした
昼飯の釣り銭だ
その音に母親が反応した
「…あ それ!あんたに朝渡したお昼代のお釣りじゃない?!ちゃんと返してよ!
毎回見て見ぬフリすると思ったら大間違いなんだからね!分かった?」
「あぁ…お釣りね ハイハイ…」
オレは小銭をまとめ ゆっくりとベッドから立ち上がり
母親に渡した
「ところでさぁ 誰かうちに来たりしないの?
宮崎のおじさんとかさ」
何回呼んでも起きないんだから!
宿題くらいやってるのかと思ったら…」
毎日の聞き慣れた声に オレはまぶたを開いた
「とにとかく 着替えて食べなさい!」
母親が部屋のドアを閉めかけた
「母さん!」
今
ここが本当に現実なのか確かめたくなり
つい母親を呼び止めた
「…なによ」
少しむっつり顔の母親が
オレの部屋のドアを もう一度開けた
「いや ごめん…寝ぼけてた…何でもない」
やはり 現実だと安心した
母親から見たら今のオレは単なるボケ息子だ
身体を起こしたオレの太ももあたりから
『チャリッ』
と 音がした
昼飯の釣り銭だ
その音に母親が反応した
「…あ それ!あんたに朝渡したお昼代のお釣りじゃない?!ちゃんと返してよ!
毎回見て見ぬフリすると思ったら大間違いなんだからね!分かった?」
「あぁ…お釣りね ハイハイ…」
オレは小銭をまとめ ゆっくりとベッドから立ち上がり
母親に渡した
「ところでさぁ 誰かうちに来たりしないの?
宮崎のおじさんとかさ」