≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「ヒカル?」
ハルが 目を開けた
オレは ハルの目を見たが すぐに
そらしてしまった
「・・・どうしたの?」
ハルが 不安げな表情で オレを
覗き込んでいる
オレは 更に 頭の中で 日村 令子の
言葉も 思い出していた
『彼女とは別れるべきね
今のあなたでは 彼女を守れない』 と
日村 令子の言葉と ハルの 肩越しの女の霊
オレは その場に じっと座っていられなかった
重ねていた ハルの手から 自分の手を抜きだし
バッと 立ち上がった
「ねぇ・・・ヒカル?」
当然だが ハルは 突然のオレの態度の変化を
理解出来ない
「ごめん・・・ごめん・・・ハル・・・」
「なにが?・・なんで謝るの?」
『行かないでくれ』と 懇願するような
眼差しで見つめるハルに対して オレは
後ずさりするしかなかった
「やっぱり 私のこと 許せないんだ!
だから キスも出来ないんだ!
昨日だってそうだよ! 私の目の前で
水筒の中身カラっぽにした!
私への いやがらせだったんでしょう!
キライになったんなら キライになった
って はっきり言ってよ!」
ハルは 病室の外にまで 聞こえるんじゃないか
ってほどの 大きい声で オレに 言葉を浴びせた
やはり 昨日の水筒の事・・・気にしていたんだ
「ハル・・・違うんだ!」
ハルが 目を開けた
オレは ハルの目を見たが すぐに
そらしてしまった
「・・・どうしたの?」
ハルが 不安げな表情で オレを
覗き込んでいる
オレは 更に 頭の中で 日村 令子の
言葉も 思い出していた
『彼女とは別れるべきね
今のあなたでは 彼女を守れない』 と
日村 令子の言葉と ハルの 肩越しの女の霊
オレは その場に じっと座っていられなかった
重ねていた ハルの手から 自分の手を抜きだし
バッと 立ち上がった
「ねぇ・・・ヒカル?」
当然だが ハルは 突然のオレの態度の変化を
理解出来ない
「ごめん・・・ごめん・・・ハル・・・」
「なにが?・・なんで謝るの?」
『行かないでくれ』と 懇願するような
眼差しで見つめるハルに対して オレは
後ずさりするしかなかった
「やっぱり 私のこと 許せないんだ!
だから キスも出来ないんだ!
昨日だってそうだよ! 私の目の前で
水筒の中身カラっぽにした!
私への いやがらせだったんでしょう!
キライになったんなら キライになった
って はっきり言ってよ!」
ハルは 病室の外にまで 聞こえるんじゃないか
ってほどの 大きい声で オレに 言葉を浴びせた
やはり 昨日の水筒の事・・・気にしていたんだ
「ハル・・・違うんだ!」