≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「どうぞ」
部屋の中から 聞き覚えのある
落ち着いた声が 聞こえた
オレは 恐る恐る ドアノブを回した
ギィーーーッ
ドアを 部屋の中に向かって押すと
部屋の中が見えた
家具類は ほとんどなく 部屋の中心から
窓際に近いところに 相談用のデスクが
こちらを 正面にして 置いてあった
その デスクの向こうには カウンセラーが
座っているはずだが・・・
居ない・・・
「あれっ?」
オレは オレの身体が入れるぶんだけ
扉を開け 部屋の中へ入った
「し 失礼します・・・」
部屋に入り オレは そっとドアを閉めた
ドアを 閉めかけると同時に
日村 令子の姿も 視界に入ってきた
オレが ドアを開けた方に 彼女は立っており
そこで 飲み物をカップに注いでいたようだ
丁度ドアが 目隠しをしてしまっていたらしい
日村 令子との 久々の対面
だがオレは 十代の時ほどは 緊張しては
いなかった
「ジャスミンティーで良いかしら?」
「えっ はい・・・ あ・・お構いなく」
コーヒーの臭いはしたが 前の客が飲んでいった
残り香だったらしい
オレも 社会人になって 多少覚えた
言葉遣いを フル活用した
部屋の中から 聞き覚えのある
落ち着いた声が 聞こえた
オレは 恐る恐る ドアノブを回した
ギィーーーッ
ドアを 部屋の中に向かって押すと
部屋の中が見えた
家具類は ほとんどなく 部屋の中心から
窓際に近いところに 相談用のデスクが
こちらを 正面にして 置いてあった
その デスクの向こうには カウンセラーが
座っているはずだが・・・
居ない・・・
「あれっ?」
オレは オレの身体が入れるぶんだけ
扉を開け 部屋の中へ入った
「し 失礼します・・・」
部屋に入り オレは そっとドアを閉めた
ドアを 閉めかけると同時に
日村 令子の姿も 視界に入ってきた
オレが ドアを開けた方に 彼女は立っており
そこで 飲み物をカップに注いでいたようだ
丁度ドアが 目隠しをしてしまっていたらしい
日村 令子との 久々の対面
だがオレは 十代の時ほどは 緊張しては
いなかった
「ジャスミンティーで良いかしら?」
「えっ はい・・・ あ・・お構いなく」
コーヒーの臭いはしたが 前の客が飲んでいった
残り香だったらしい
オレも 社会人になって 多少覚えた
言葉遣いを フル活用した