≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
すると キィーッ とパブの扉が 開いた
中から誰かが 出てくる
『おいおい 誰だよ・・・
せっかく ゆっくり出来たのに・・・』
と 中から出てきたのは 樹花だった
扉を開けて 外をキョロキョロと見回している
樹花が デッキに座っているオレに気づいた
「あっ」
オレと目が合うと 一言そう言った
樹花は 片手にウーロン茶を持っている
「キミも 休憩?」
「はい・・・」
樹花は 行き場をなくしたかのように
閉めた扉の前で モジモジしている
「そこ よかったら 空いてるよ」
樹花は そうするしかないと思ったのか
「はい 有り難うございます」
と言って オレの向かい側のウッドチェアに座った
「なんで ここにいるんですか?」
突然 樹花が質問してきた
「俺? 人が多いのと うるさいの・・・ニガテなんだ」
「あぁ 私もです」
樹花は ウーロン茶を コクっと飲んだ
俺もつられて ジントニックを 一口飲んだ
樹花の 肩より 少し短めの髪が
夜風に少しなびいた オレは一瞬
つい 見とれていた
「…短期間で合わせるの 大変だったでしょ?」
なんとなく焦って 樹花に話しかけた
「はい でも アスカさんはじめ 皆さん
いい方たちばかりなんで やりやすかったです」
「以前も バンドとかやってたの?」
「いいえ・・・」
「じゃあ ピアノかエレクトーンとか習ってたわけ?」
「はい ピアノを・・・」
中から誰かが 出てくる
『おいおい 誰だよ・・・
せっかく ゆっくり出来たのに・・・』
と 中から出てきたのは 樹花だった
扉を開けて 外をキョロキョロと見回している
樹花が デッキに座っているオレに気づいた
「あっ」
オレと目が合うと 一言そう言った
樹花は 片手にウーロン茶を持っている
「キミも 休憩?」
「はい・・・」
樹花は 行き場をなくしたかのように
閉めた扉の前で モジモジしている
「そこ よかったら 空いてるよ」
樹花は そうするしかないと思ったのか
「はい 有り難うございます」
と言って オレの向かい側のウッドチェアに座った
「なんで ここにいるんですか?」
突然 樹花が質問してきた
「俺? 人が多いのと うるさいの・・・ニガテなんだ」
「あぁ 私もです」
樹花は ウーロン茶を コクっと飲んだ
俺もつられて ジントニックを 一口飲んだ
樹花の 肩より 少し短めの髪が
夜風に少しなびいた オレは一瞬
つい 見とれていた
「…短期間で合わせるの 大変だったでしょ?」
なんとなく焦って 樹花に話しかけた
「はい でも アスカさんはじめ 皆さん
いい方たちばかりなんで やりやすかったです」
「以前も バンドとかやってたの?」
「いいえ・・・」
「じゃあ ピアノかエレクトーンとか習ってたわけ?」
「はい ピアノを・・・」