≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
髪を振り乱し その瞳には
この世の『素晴らしさ』などとは
『無縁』の世界が
広がっているようだった
旧姓 宮田 奈津子は
島田さんが 思っていたような
『へいへいぼんぼんで 幸せな人生』など
送ってはいなかったのだ
オレは 心を決めた
坂本 奈津子と ビビりまくっている
2人の元に オレは つかつかと歩いていった
「奥村くん!?」
ハルの母親が 呼び止めたが
オレは 無視して 3人の元へ近づいた
「坂本の お母さん・・・
いえ・・・ 旧姓で言わせて頂きます
宮田 奈津子さん! 高野先生に・・・
謝ってください!」
オレが 『高野先生』の名前を発すると
宮田 奈津子は ビクッと反応した
リンコたちを 見開いた目のまま
見つめていた視線を
今度はオレの方へ そのまま
ゆっくりと移した
「あなた・・・いま・・・
なんて言ったの・・・?何て言ったのよっっ!!!」
宮田 奈津子は オレに向けて発した
最後の言葉を 病院中に響き渡るような
大声で 怒鳴った
「そんな 大声を出しても 無駄ですよ
あなたが 本当の事を隠して 高野先生や
中道さん 島田さんを『悪者』にした話しを
子供たちに 語り継がせようとしている・・・
そんな事は 許されません
だから 坂本がこんな目に遭うんです」
この世の『素晴らしさ』などとは
『無縁』の世界が
広がっているようだった
旧姓 宮田 奈津子は
島田さんが 思っていたような
『へいへいぼんぼんで 幸せな人生』など
送ってはいなかったのだ
オレは 心を決めた
坂本 奈津子と ビビりまくっている
2人の元に オレは つかつかと歩いていった
「奥村くん!?」
ハルの母親が 呼び止めたが
オレは 無視して 3人の元へ近づいた
「坂本の お母さん・・・
いえ・・・ 旧姓で言わせて頂きます
宮田 奈津子さん! 高野先生に・・・
謝ってください!」
オレが 『高野先生』の名前を発すると
宮田 奈津子は ビクッと反応した
リンコたちを 見開いた目のまま
見つめていた視線を
今度はオレの方へ そのまま
ゆっくりと移した
「あなた・・・いま・・・
なんて言ったの・・・?何て言ったのよっっ!!!」
宮田 奈津子は オレに向けて発した
最後の言葉を 病院中に響き渡るような
大声で 怒鳴った
「そんな 大声を出しても 無駄ですよ
あなたが 本当の事を隠して 高野先生や
中道さん 島田さんを『悪者』にした話しを
子供たちに 語り継がせようとしている・・・
そんな事は 許されません
だから 坂本がこんな目に遭うんです」