≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「オレたちが 事故に遭ったのは

たまたま その場に居たオレたちに

高野先生の『想い』を伝えたかった

からだと 思います

ですから 2人とも多少のケガは

しましたけど 無事でいるんだと

思います

きっと 坂本の事故は 

高野先生とは 関係ないんじゃないか…

って 高野先生を見た 僕としては

そう 思うんです!」


オレの人生の中で 『初めて』・・・


『上出来』の『ヒーローシーン』だった・・・


オレは 自分の持っている この『能力』を

最も『カッコよく』皆の前で

『演出』出来た事に『酔って』いた


後になって この『酔い』から醒めた時が

人生で 最も『屈辱的』であり『悔しい』

思いで満たされることになろうとは


この時は


考えつきもしなかった・・・ 
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