≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「ハルは 奥村くんが 『そう』だって
いうこと・・・ 知っているの?」
と 訊いてきたのは リンコだった
「いや・・・ 知らない・・・
だって・・・ 言ったら・・・
気味悪がられるよ・・・きっと・・」
「そんなのっ! ハルを 信じてない!!」
リンコは 怒った
しかし ハルの母親は・・・
「ううん・・・ 伝えてなくて
良かったと思うわ」
そう 言った
「あの子 小さい頃から 恐がりで
特に 『霊』とか そういったモノを
よせつけたがらない・・・っていうか
だから
自分の周りを 友達で囲んで
『現実主義者』みたいに 自分を
作って 生活してきたところが
あるの
そのわりに・・・っていうか
その『反動』で・・・っていうのかしら
一度『迷信』とかを
耳にすると 素直に信じてしまって
その中に どっぷりハマって
しまうから 『危険』だなぁ・・・って
私は 思っていたの」
だからハルは オレを あの楠木の所に
連れていったのか・・・
「だからね・・・奥村くん・・・
もし あなたが 春菜に
『霊』が『見える』って 言ったら
きっと リンコちゃんが言うように
春菜も 大好きなあなたを 『理解』
しようと 努力したと思うの
でもね・・・」
オレは 『でもね・・・』の次に
何と言われるかぐらい 見当がついていた
いうこと・・・ 知っているの?」
と 訊いてきたのは リンコだった
「いや・・・ 知らない・・・
だって・・・ 言ったら・・・
気味悪がられるよ・・・きっと・・」
「そんなのっ! ハルを 信じてない!!」
リンコは 怒った
しかし ハルの母親は・・・
「ううん・・・ 伝えてなくて
良かったと思うわ」
そう 言った
「あの子 小さい頃から 恐がりで
特に 『霊』とか そういったモノを
よせつけたがらない・・・っていうか
だから
自分の周りを 友達で囲んで
『現実主義者』みたいに 自分を
作って 生活してきたところが
あるの
そのわりに・・・っていうか
その『反動』で・・・っていうのかしら
一度『迷信』とかを
耳にすると 素直に信じてしまって
その中に どっぷりハマって
しまうから 『危険』だなぁ・・・って
私は 思っていたの」
だからハルは オレを あの楠木の所に
連れていったのか・・・
「だからね・・・奥村くん・・・
もし あなたが 春菜に
『霊』が『見える』って 言ったら
きっと リンコちゃんが言うように
春菜も 大好きなあなたを 『理解』
しようと 努力したと思うの
でもね・・・」
オレは 『でもね・・・』の次に
何と言われるかぐらい 見当がついていた