≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「親としては・・・心配なの・・・
『霊』を あんなに怖がっている
あの子が その世界を知ろうとした時
何か『悪い事』が 起きるんじゃ
ないか・・・って
現に 今だって そう・・・
『霊』のせいで あの子は
ケガをしたわ
親なら 誰でも『そんなモノ』に
『関わらせたくない』って
思ってしまう事・・・
分かってくれるわよね・・・?」
ハルの 母親は 優しい口調ではあったが
『もう ハルには関わらないでくれ』と
遠回しに 言っただけなのだ
オレと ハルとの関係に
ハルの母親によって 決定的な。
引導を渡されたのだ
リンコは 泣き腫らした目を
くりくりして オレとハルの母親を
交互に見ていた
「はい・・・分かります・・・
安心してください・・・
ハルには もう 会いませんから・・・」
今度は 昨日の事を思い出し
オレの方が 泣きそうになった
さっきまで ヒーロー気取りに
酔いしれていた自分が
バカみたいだった
「会わない・・なんて・・
今までどおり 黙ってたら
いいじゃんっ!
別れることないよ!」
リンコが ボソッと 言った
「輪子!」
と リンコの母親が その言葉を
制止し リンコは また 黙った
『霊』を あんなに怖がっている
あの子が その世界を知ろうとした時
何か『悪い事』が 起きるんじゃ
ないか・・・って
現に 今だって そう・・・
『霊』のせいで あの子は
ケガをしたわ
親なら 誰でも『そんなモノ』に
『関わらせたくない』って
思ってしまう事・・・
分かってくれるわよね・・・?」
ハルの 母親は 優しい口調ではあったが
『もう ハルには関わらないでくれ』と
遠回しに 言っただけなのだ
オレと ハルとの関係に
ハルの母親によって 決定的な。
引導を渡されたのだ
リンコは 泣き腫らした目を
くりくりして オレとハルの母親を
交互に見ていた
「はい・・・分かります・・・
安心してください・・・
ハルには もう 会いませんから・・・」
今度は 昨日の事を思い出し
オレの方が 泣きそうになった
さっきまで ヒーロー気取りに
酔いしれていた自分が
バカみたいだった
「会わない・・なんて・・
今までどおり 黙ってたら
いいじゃんっ!
別れることないよ!」
リンコが ボソッと 言った
「輪子!」
と リンコの母親が その言葉を
制止し リンコは また 黙った