≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
オレは 日直日誌を持って 教室に戻る
生徒たちとは 逆の方向に向かって スタスタと歩いた
3年の校舎の 向かいにある 職員室の校舎には すぐにたどり着いた
オレは 職員室のある 2階へ 階段を上がっていった
今日は 先生たちの朝礼が 少し長引いているらしい
おそらく 昨日の 坂本の事故の事でも 話しているのだろう・・・
そう 思った時 職員室の扉が ガラガラと開いた
中から それぞれ自分たちの クラスへ向かう担任が
出席名簿を持って ぞろぞろと出てきた
勿論 その中に オレの担任の小津もいたが
今は 小津には構っていられなかった
『日村 令子はどこだ…』
小津が オレに気づいた
「奥村!何やってるんだ?」
『あんたに構ってる場合じゃないんだ』
オレは そう思いながらも
「日村先生に 質問が・・・」
と 一応 生徒らしい 返事をした
「日村先生?あぁ・・・あいにく 日村先生は 今日はお休みだ」
小津は 残念そうに言った
「えっ?そうなんですか?」
オレは 拍子抜けした
こんな時に『休み』だなんて ろくでもない『霊能力者』だ
『ろくでもない』のは 最も『オレ』だったのだが…
「質問なら 明日にしろ!」
「なんで 休んでるんですか?」
「知らん!!いいから 教室戻れ!」
小津は オレの背中を階段の方へ 押し戻した
オレは ピン ときた
小津は オレに 何か隠したがってる
「先生!あの・・・昨日 僕 坂本が事故に遭ったの知ってます」
小津は 眉間にシワを寄せて 顔を近づけてきた
生徒たちとは 逆の方向に向かって スタスタと歩いた
3年の校舎の 向かいにある 職員室の校舎には すぐにたどり着いた
オレは 職員室のある 2階へ 階段を上がっていった
今日は 先生たちの朝礼が 少し長引いているらしい
おそらく 昨日の 坂本の事故の事でも 話しているのだろう・・・
そう 思った時 職員室の扉が ガラガラと開いた
中から それぞれ自分たちの クラスへ向かう担任が
出席名簿を持って ぞろぞろと出てきた
勿論 その中に オレの担任の小津もいたが
今は 小津には構っていられなかった
『日村 令子はどこだ…』
小津が オレに気づいた
「奥村!何やってるんだ?」
『あんたに構ってる場合じゃないんだ』
オレは そう思いながらも
「日村先生に 質問が・・・」
と 一応 生徒らしい 返事をした
「日村先生?あぁ・・・あいにく 日村先生は 今日はお休みだ」
小津は 残念そうに言った
「えっ?そうなんですか?」
オレは 拍子抜けした
こんな時に『休み』だなんて ろくでもない『霊能力者』だ
『ろくでもない』のは 最も『オレ』だったのだが…
「質問なら 明日にしろ!」
「なんで 休んでるんですか?」
「知らん!!いいから 教室戻れ!」
小津は オレの背中を階段の方へ 押し戻した
オレは ピン ときた
小津は オレに 何か隠したがってる
「先生!あの・・・昨日 僕 坂本が事故に遭ったの知ってます」
小津は 眉間にシワを寄せて 顔を近づけてきた