≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「すいませんっ」
オレは 慌てて謝った
「あんな事くらいで 私が怒っていると 『思われてた』なんて!」
そう言うと 日村 令子は笑ってみせた
それでこそ『日村 令子』だ
『感情』に振り回されず 今も変わらない
ブレない ということは これほどまでに 人に『安心感』を与えるものなのか・・・
以下 オレは 日村 令子を 『日村先生』と呼ぶ
「でも・・・まぁ・・・ あの時は あれで良かったと思っているの」
「そう・・なんですか?」
「ええ 7年前 あなたと出逢った頃は 私も まだ『未熟』だったから・・・
でも 今 やっと・・・『浄化を担当する者』としての 準備が全て整ったところなの」
7年前の 日村先生で『未熟』なら・・・
今のオレは 『どんだけ?』
出来損ないなのだろう・・・
「先生・・・ オレ・・まず 何をしたらいいですか?
…修行 しなければいけないんですよね
ボーズでも 滝修行でも 何でもします!教えて下さい!」
日村 令子は うっすらと笑みを 浮かべていた
しかし その笑みを オレは『いやみ』に感じなかった
どちらかというと そう・・・ 以前見た『菩薩』のような そんな顔に見えた
「奥村君は 松永さんと 同棲しているんですって?」
「・・・はい」
しまった 痛いとこ突かれた
こんな 『プーたろう』の オレが 女の子と同棲なんて
『恥ずかしい』と 思った
オレは 半年前 会社をやめた
それからは ホームページ作成の内職や 印刷会社の委託デザインの助手などのバイトで
食いつないでいた
それより『修行』をしようとしているのに 『同棲』など『許されない』と言われるのだろうか
「じゃあ 明日から 毎日 お水をあげなさい
あなたの分と 松永さんの分 2つね
空いているコップなら なんでもいいわ」
オレは 慌てて謝った
「あんな事くらいで 私が怒っていると 『思われてた』なんて!」
そう言うと 日村 令子は笑ってみせた
それでこそ『日村 令子』だ
『感情』に振り回されず 今も変わらない
ブレない ということは これほどまでに 人に『安心感』を与えるものなのか・・・
以下 オレは 日村 令子を 『日村先生』と呼ぶ
「でも・・・まぁ・・・ あの時は あれで良かったと思っているの」
「そう・・なんですか?」
「ええ 7年前 あなたと出逢った頃は 私も まだ『未熟』だったから・・・
でも 今 やっと・・・『浄化を担当する者』としての 準備が全て整ったところなの」
7年前の 日村先生で『未熟』なら・・・
今のオレは 『どんだけ?』
出来損ないなのだろう・・・
「先生・・・ オレ・・まず 何をしたらいいですか?
…修行 しなければいけないんですよね
ボーズでも 滝修行でも 何でもします!教えて下さい!」
日村 令子は うっすらと笑みを 浮かべていた
しかし その笑みを オレは『いやみ』に感じなかった
どちらかというと そう・・・ 以前見た『菩薩』のような そんな顔に見えた
「奥村君は 松永さんと 同棲しているんですって?」
「・・・はい」
しまった 痛いとこ突かれた
こんな 『プーたろう』の オレが 女の子と同棲なんて
『恥ずかしい』と 思った
オレは 半年前 会社をやめた
それからは ホームページ作成の内職や 印刷会社の委託デザインの助手などのバイトで
食いつないでいた
それより『修行』をしようとしているのに 『同棲』など『許されない』と言われるのだろうか
「じゃあ 明日から 毎日 お水をあげなさい
あなたの分と 松永さんの分 2つね
空いているコップなら なんでもいいわ」