≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
オレは そんな事を思った
だが オレはそれでも決めたんだ
樹花のために・・・
きっと 『変えられる』のは『この人』しかいない!
オレは 心の中に妙な確信があった
「それじゃ 今から出かけるわよ」
「えっ?どこにですか?」
「今日は もう一つ供養に付き合ってもらうわ」
「はいー?」
オレは ワケも分からないまま ヨレヨレのTシャツを
外出用に着替え
日村先生と一緒に タクシーに乗り込んだ
日村先生とオレは 後部座席に並んで座った
タクシーの中で 日村先生は肩から提げていたバッグから
ゴソゴソと何かを取り出した
「これ・・・」
そう言うと 取り出した物をオレに渡した
それは 色違いではあったが 日村先生と同じタイプの数珠だった
「大事にしてあげてね その数珠… 結構チカラあるから
誰でもは 持たせてもらえないのよ」
オレは 渡された数珠をグッと握りしめた
数珠からの波動がオレに何かパワーを送ってくれているかのように感じた
着々と目的地に進む タクシーの中で オレは昨日 日村先生に尋ね忘れていたことを訊いてみた
「先生・・・」
「ん?」
この自然なシチュエーション・・・7年前を思い出す・・・
「どうして… 今回は味方してくれるんですか・・・」
オレは ずっと心の中で引っ掛かっていた言葉を確認したかった
ハルと付き合っている時に言われた
『彼女とは別れるべきね』
の言葉を・・・
だが オレはそれでも決めたんだ
樹花のために・・・
きっと 『変えられる』のは『この人』しかいない!
オレは 心の中に妙な確信があった
「それじゃ 今から出かけるわよ」
「えっ?どこにですか?」
「今日は もう一つ供養に付き合ってもらうわ」
「はいー?」
オレは ワケも分からないまま ヨレヨレのTシャツを
外出用に着替え
日村先生と一緒に タクシーに乗り込んだ
日村先生とオレは 後部座席に並んで座った
タクシーの中で 日村先生は肩から提げていたバッグから
ゴソゴソと何かを取り出した
「これ・・・」
そう言うと 取り出した物をオレに渡した
それは 色違いではあったが 日村先生と同じタイプの数珠だった
「大事にしてあげてね その数珠… 結構チカラあるから
誰でもは 持たせてもらえないのよ」
オレは 渡された数珠をグッと握りしめた
数珠からの波動がオレに何かパワーを送ってくれているかのように感じた
着々と目的地に進む タクシーの中で オレは昨日 日村先生に尋ね忘れていたことを訊いてみた
「先生・・・」
「ん?」
この自然なシチュエーション・・・7年前を思い出す・・・
「どうして… 今回は味方してくれるんですか・・・」
オレは ずっと心の中で引っ掛かっていた言葉を確認したかった
ハルと付き合っている時に言われた
『彼女とは別れるべきね』
の言葉を・・・