≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「なに♪?」

ウキウキ気分のハル


「これ、どうやって『結ぶ』の?」


「え?」


一番低い枝を見上げるハル

オレもハルが見上げた一番低い枝に

手を伸ばしてみた


全っ然っ…………届かない!


ところが 次のハルのセリフ


「フツーさぁ…

こういうのって

男子が木に登るんじゃないの?」


 「…!」


マジですかぁ?

全ての男子が木登りが『得意』という

ワケではナイんだけど!


「ハル…やっぱ、ムリだよ

木だって生長するんだからさぁ

オレが昇れる限界越えてるよ!

あきらめるベ!」


そんなオレの言葉に


何を思ったか


ハルは突然


ジャンプしだした


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