≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
夢を見る前までは『死ぬこと』を考えていた剛だった
それが 今までに感じたことの無い『恐怖』を目の前に
あのような言葉が出た
『死にたくない・・・』
現実に目覚めた今でも 剛はそう思った
剛の右目から 涙がこぼれた
「相当痛いのね 可哀相に・・・
今は痛いでしょうねぇ でも それが『生きてる証拠』だから!
ケガは いつか治る!大丈夫!」
看護婦は ティッシュで剛の涙をぬぐった
「その後 顔の骨折部の修復手術を受けて退院したんだ」
「うん・・・」
「島田先生には 特にお世話になって・・・
俺の修復手術も担当してくれたんだ すごい腕前だろ!」
「うん 昔と全然変わらないよ」
オレは ちょっと言い過ぎたと思ったが 坂本はうまく流してくれた
「7年前より『いい男』になったって言ってくれよ~」
車に乗っていた人たち全員が 笑った
「高校・・・やめなくて良かったのに・・・」
「うん・・・修復手術はご覧のとおりうまくいったんだけど
左の顔の筋肉とか神経とかがやっぱやられちゃったからさ
こっちの顔 今こんだけ動くようになったけど
当時は 全然だったんだ
こんなんが 学校に行ったらみんな気ぃ使うだろ!」
「考えすぎだよ・・・お前の方こそ 何も・・変わってないよ」
「・・・そっか 嬉しいよ」
オレは 本当は分かっていた 坂本もまた オレと同じように
『変わったんだ』と 心で思ったことを
それが 今までに感じたことの無い『恐怖』を目の前に
あのような言葉が出た
『死にたくない・・・』
現実に目覚めた今でも 剛はそう思った
剛の右目から 涙がこぼれた
「相当痛いのね 可哀相に・・・
今は痛いでしょうねぇ でも それが『生きてる証拠』だから!
ケガは いつか治る!大丈夫!」
看護婦は ティッシュで剛の涙をぬぐった
「その後 顔の骨折部の修復手術を受けて退院したんだ」
「うん・・・」
「島田先生には 特にお世話になって・・・
俺の修復手術も担当してくれたんだ すごい腕前だろ!」
「うん 昔と全然変わらないよ」
オレは ちょっと言い過ぎたと思ったが 坂本はうまく流してくれた
「7年前より『いい男』になったって言ってくれよ~」
車に乗っていた人たち全員が 笑った
「高校・・・やめなくて良かったのに・・・」
「うん・・・修復手術はご覧のとおりうまくいったんだけど
左の顔の筋肉とか神経とかがやっぱやられちゃったからさ
こっちの顔 今こんだけ動くようになったけど
当時は 全然だったんだ
こんなんが 学校に行ったらみんな気ぃ使うだろ!」
「考えすぎだよ・・・お前の方こそ 何も・・変わってないよ」
「・・・そっか 嬉しいよ」
オレは 本当は分かっていた 坂本もまた オレと同じように
『変わったんだ』と 心で思ったことを