≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「あー… そうそう・・・」
「以前の 相談では娘さんが『付き合っている男性』がいい人かどうか
そういった内容でしたよね?」
オレがそう質問すると 山田氏は うう…んっと咳払いをし娘を呼んだ
「絵里香~っ」
山田氏の 会社とは全く違う高い声を初めて聞いた
「はいはい お待たせしました~」
山田氏の娘さんが コーヒーを煎れて持ってきてくれた
1人1人の目の前にコーヒーが置かれた
「この子は こうやってとても気が利く子でねぇ
我が子ながら よくデキてるんですわ!」
オレは 初対面の相手に我が子を誉めるなんて
かなりの親バカだと思った
「ほら 絵里香も座りなさい」
「はい」
娘の絵里香ちゃんは 天真爛漫なカンジだった
山田氏の言う通り 『よくデキた子』っていうのはウソじゃなさそうだ
しばらく 山田さん親子は黙っていた
絵里香ちゃんが 山田氏の隣の1人掛けソファに座り
両手を膝に置き肩をすぼめて ニコニコしていた
山田氏が口を開いた
「まあ… 付き合ってるっていうのは ちょっと『大袈裟』に言い過ぎましたかなぁ…
簡単な悩みだと 来ては貰えないだろうと思って・・・・・・・」
オレの隣で 日村先生が小さく溜め息をついたのをオレは聞き逃さなかった
同時に 目線も山田氏から横にそらしていた事も気付いていた
「あの~ それで…」
オレは 困り果てて 山田氏に改めて話しかけた時だった
「あの… 私『天使』が見えるんです!」
口を開いたのは 絵里香ちゃんだった………
「以前の 相談では娘さんが『付き合っている男性』がいい人かどうか
そういった内容でしたよね?」
オレがそう質問すると 山田氏は うう…んっと咳払いをし娘を呼んだ
「絵里香~っ」
山田氏の 会社とは全く違う高い声を初めて聞いた
「はいはい お待たせしました~」
山田氏の娘さんが コーヒーを煎れて持ってきてくれた
1人1人の目の前にコーヒーが置かれた
「この子は こうやってとても気が利く子でねぇ
我が子ながら よくデキてるんですわ!」
オレは 初対面の相手に我が子を誉めるなんて
かなりの親バカだと思った
「ほら 絵里香も座りなさい」
「はい」
娘の絵里香ちゃんは 天真爛漫なカンジだった
山田氏の言う通り 『よくデキた子』っていうのはウソじゃなさそうだ
しばらく 山田さん親子は黙っていた
絵里香ちゃんが 山田氏の隣の1人掛けソファに座り
両手を膝に置き肩をすぼめて ニコニコしていた
山田氏が口を開いた
「まあ… 付き合ってるっていうのは ちょっと『大袈裟』に言い過ぎましたかなぁ…
簡単な悩みだと 来ては貰えないだろうと思って・・・・・・・」
オレの隣で 日村先生が小さく溜め息をついたのをオレは聞き逃さなかった
同時に 目線も山田氏から横にそらしていた事も気付いていた
「あの~ それで…」
オレは 困り果てて 山田氏に改めて話しかけた時だった
「あの… 私『天使』が見えるんです!」
口を開いたのは 絵里香ちゃんだった………