≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「郁夫ちゃん?!!大丈夫か!!
おいっ!!郁夫ちゃんっ!!」
釣り仲間が叫んだ
ヒカルはテトラポットに居た
さっきより薄暗いその場所で
先ほどと同じように
1人で立って 水平線を見ていた
ヒカルは 人の気配に後ろを振り返った
「あっ おじいちゃんっ!」
ヒカルは ニッコリと笑うと
大好きな『おじいちゃん』に飛び付いてはしゃいだ
おじいちゃんとは 先ほどの『郁夫』のことである
郁夫は 大きなゴツゴツした手で
ヒカルの頭を優しく撫でた
「おじいちゃんも来たの?
ボクあそこに行ってみたいな…
行ってみようよ おじいちゃん!」
ヒカルは もう一度振り返って
先ほどから見ている 『海と空の分かれ目』
を指さした
郁夫は ヒカルの頭を撫でていた手を止め
今度は ヒカルの両肩に郁夫の手を置き
ヒカルの目線までしゃがんだ
「ヒカル・・・よく聞け・・
まだ お前はあそこへ行ってはいかん!
お前には まだ『やるべきこと』がある
それをやるまでは 行ってはいかん
だが
おじいちゃんは もう行かなきゃならん
お前と一緒に戻ることは出来ん
だから 1人で帰れ
いいな 分かったな」
おいっ!!郁夫ちゃんっ!!」
釣り仲間が叫んだ
ヒカルはテトラポットに居た
さっきより薄暗いその場所で
先ほどと同じように
1人で立って 水平線を見ていた
ヒカルは 人の気配に後ろを振り返った
「あっ おじいちゃんっ!」
ヒカルは ニッコリと笑うと
大好きな『おじいちゃん』に飛び付いてはしゃいだ
おじいちゃんとは 先ほどの『郁夫』のことである
郁夫は 大きなゴツゴツした手で
ヒカルの頭を優しく撫でた
「おじいちゃんも来たの?
ボクあそこに行ってみたいな…
行ってみようよ おじいちゃん!」
ヒカルは もう一度振り返って
先ほどから見ている 『海と空の分かれ目』
を指さした
郁夫は ヒカルの頭を撫でていた手を止め
今度は ヒカルの両肩に郁夫の手を置き
ヒカルの目線までしゃがんだ
「ヒカル・・・よく聞け・・
まだ お前はあそこへ行ってはいかん!
お前には まだ『やるべきこと』がある
それをやるまでは 行ってはいかん
だが
おじいちゃんは もう行かなきゃならん
お前と一緒に戻ることは出来ん
だから 1人で帰れ
いいな 分かったな」