≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「なんですか? 逆に気になるから言ってください」
太田がこちらを見ているので
お互い 視線を合わさずに 言葉を交わした
「浅川 春菜さんだけど」
心臓が 大きく バクンッ と動いた
同時に オレの指先が冷たくなるほど 緊張した
「・・・はい」
「もし あなたが この霊的な世界において
これ以上の知識や また 能力を得るためには
霊能力を上げていく 『修行』をしなければならないのだけれど・・・
それを 『やるつもりがない』のなら・・・
彼女とは 『別れる』べきね」
「えっ?」
「今のあなたでは 彼女を『守れない』
…というより 彼女が『幸せに生きる』人生を
おびやかす『存在』にしか・・なり得ないわ」
オレは 頭の中が 真っ白になった
『ハルを 守れない?』
「こらぁ 奥村!お前 班からはぐれ過ぎだぞ!」
登山時に ハルと登っていた時は
何も言わなかった太田が
下山では なんでグループ行動について
とやかく言ってくるんだ?
「あっ 日村先生!僕は3-1の 太田 雄介と言います
あの・・・ こ・・今度 え・・英会話の練習に
付き合って頂いても よ・・よろしいでしょうかっ?」
?? 太田って 英会話なんて興味あったっけ?
まぁ 日村 令子は 英語の教師志望ではあるらしいけど…
はーん・・ コイツも 日村 令子の『ファン』ってヤツか…
太田がこちらを見ているので
お互い 視線を合わさずに 言葉を交わした
「浅川 春菜さんだけど」
心臓が 大きく バクンッ と動いた
同時に オレの指先が冷たくなるほど 緊張した
「・・・はい」
「もし あなたが この霊的な世界において
これ以上の知識や また 能力を得るためには
霊能力を上げていく 『修行』をしなければならないのだけれど・・・
それを 『やるつもりがない』のなら・・・
彼女とは 『別れる』べきね」
「えっ?」
「今のあなたでは 彼女を『守れない』
…というより 彼女が『幸せに生きる』人生を
おびやかす『存在』にしか・・なり得ないわ」
オレは 頭の中が 真っ白になった
『ハルを 守れない?』
「こらぁ 奥村!お前 班からはぐれ過ぎだぞ!」
登山時に ハルと登っていた時は
何も言わなかった太田が
下山では なんでグループ行動について
とやかく言ってくるんだ?
「あっ 日村先生!僕は3-1の 太田 雄介と言います
あの・・・ こ・・今度 え・・英会話の練習に
付き合って頂いても よ・・よろしいでしょうかっ?」
?? 太田って 英会話なんて興味あったっけ?
まぁ 日村 令子は 英語の教師志望ではあるらしいけど…
はーん・・ コイツも 日村 令子の『ファン』ってヤツか…