≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視１』より～

「私なんかで　よかったら！

職員室に居る時なら　いつでもいいわよ」


日村　令子は　ニコニコ顔で答えた


『他の生徒には愛想いいんだな…』


オレは普段見慣れない　満面の笑みの

日村　令子を見て　ふと　そう思ったが

そんな事は　すぐに記憶の奥に閉じこめられた


そして　すぐオレの脳裏に現れたのは


『彼女とは　別れるべきね・・・』


この　あまりにも　ショックな言葉だった


他の友人に言われたわけでもない

この日村　令子に言われた！

ということが　何よりも　ショックだった


なぜなら　彼女の言った事に


『間違い』など


あると思うほうが　


『誤り』だと


知ってしまったからだ