キミの心Ⅰ-俺様王子のヨワミ-
「あのさぁ…どっかこの空欄で埋められるところない??」
そのグループの中の1人が持っていた紙をあたしに見せた。
見た瞬間あたしは目をまるくするしかなかった。
…彼女達が持っていたのは『佐伯 勇斗の好きなモノ★』と書いてある紙だったんだから!!
「佐伯クンを知るには、まずは`好きなモノ'から知っていかないとダメだなって思ったの。この紙が完成したら次は、`家族構成'トカ`好きなタイプ'トカ`将来の夢'トカ…」
彼女にずっと喋らせてると日が暮れちゃうから、とっさにあたしは言葉をさえぎった。
「分かった、分かった!答えられるモノなら答えるからとにかく見せてよ!!」
答えられないと最初から分かっていても、どんなことが書いてあるかあたしにも気になった。
そのグループの中の1人が持っていた紙をあたしに見せた。
見た瞬間あたしは目をまるくするしかなかった。
…彼女達が持っていたのは『佐伯 勇斗の好きなモノ★』と書いてある紙だったんだから!!
「佐伯クンを知るには、まずは`好きなモノ'から知っていかないとダメだなって思ったの。この紙が完成したら次は、`家族構成'トカ`好きなタイプ'トカ`将来の夢'トカ…」
彼女にずっと喋らせてると日が暮れちゃうから、とっさにあたしは言葉をさえぎった。
「分かった、分かった!答えられるモノなら答えるからとにかく見せてよ!!」
答えられないと最初から分かっていても、どんなことが書いてあるかあたしにも気になった。