キミの心Ⅰ-俺様王子のヨワミ-
「頼んでくれてありがと」


「あははっ別に気にすんな。ふつーのコトだし」


「なんか悪いと思って」


「そうか??」


「いいならいいんだけどさっ♪」


「んじゃ、この話おしまいっ」


杉山って…真面目だな…。
気にしなくていいのに…。


「………」


「………」


「「あははっ」」



今日は俺…よく笑うな。

恋の魔法か…??



この会話の中で俺達は暗黙の了解のように、杉山のいじめの話はしなかった。


…今、普通に話せるからいいんだ。いまが幸せだからいいんだ。そう思った。


俺は…オマエの笑顔が見れればそれだけで幸せなんだ。

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