キミの心Ⅰ-俺様王子のヨワミ-
あっ!!

お父さんにいつココを去るのか聞かないと…!!





「お父さんー!!」


「ん??なんだ??」


「青森っていついくの??」


「あと2ヵ月ぐらいたったら」


「でもさ…なんで中③っていうそんなに微妙な時期に!?」


「しょうがないじゃないか」


「…ごめんなさい」


「謝らなくていいんだ。謝らなきゃいけないのはお父さんだもんな。ごめんな歌音、ツラい思いをさせて」


「…ん。大丈夫」



ホントは大丈夫なんかじゃないけど。



「…あとさ、高校はどうするのっ??」


「それは向こうのを受験するんだな」


「…そっか。分かった。ありがと、お父さん」


「なんかあったらいつでもおいで」


「はい」



そう言ってあたしは自分の部屋へと戻った。

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