キミの心Ⅰ-俺様王子のヨワミ-
俺は不安だった。そのまま杉山が目を覚まさないかもしれない。
俺の前からいなくなっちゃうかもしれない。
あの笑顔が見れなくなっちゃうのかもしれないと思うと涙が溢れそうになった。
医者や看護婦は119番に電話してくれたのが早かったから、出血もすぐとめられたから、絶対大丈夫と言っていたけど、俺は不安だった。
不安で不安でしょうがなかったから気を紛らわすためにも俺は学校に行った。
でも…授業にも集中できなかったし、左隣りがすごく気になる。いないと分かっていても、何度も見てしまう。
その後俺は2度と病院には行けなかった。…というより、行ってはいけない気がした。アイツは俺のコトを嫌ってるから。
俺に助けられたと知ったら、アイツは複雑なキモチになるかもしれない。ムリして俺に気を使うかもしれない。
そんなのはイヤだ。
だから、俺は病院から足をひいた。
それを思ったら、あの時アイツは目を覚まさなくて良かったのかもしれない。
俺の前からいなくなっちゃうかもしれない。
あの笑顔が見れなくなっちゃうのかもしれないと思うと涙が溢れそうになった。
医者や看護婦は119番に電話してくれたのが早かったから、出血もすぐとめられたから、絶対大丈夫と言っていたけど、俺は不安だった。
不安で不安でしょうがなかったから気を紛らわすためにも俺は学校に行った。
でも…授業にも集中できなかったし、左隣りがすごく気になる。いないと分かっていても、何度も見てしまう。
その後俺は2度と病院には行けなかった。…というより、行ってはいけない気がした。アイツは俺のコトを嫌ってるから。
俺に助けられたと知ったら、アイツは複雑なキモチになるかもしれない。ムリして俺に気を使うかもしれない。
そんなのはイヤだ。
だから、俺は病院から足をひいた。
それを思ったら、あの時アイツは目を覚まさなくて良かったのかもしれない。