キミの心Ⅰ-俺様王子のヨワミ-
…先生の隙を見てあたし達は、屋上に逃げた。



「ふぅ。これでかったるい、集会に出なくてすむわぁ」


「そーだね。めんどくさいしね。でも臨時っていうからにはなんかあったのかなぁ」


「かのったら真面目だねぇ。そんなコトどうでもいいっしょ」


「そっかなぁ??」


「ほっとけ、ほっとけ」



そんな話をしながら、屋上への階段を上がっていた。



―ガチャ―



開けた瞬間あたし達は口を開けたまま動けなくなってしまった。


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