キミの心Ⅰ-俺様王子のヨワミ-
「杉山っ!オマエ実行委員一緒だろ。これからよろしくな!でも、オマエ仕事トカ出来なさそうな顔してるよな」


昼休み。
急に佐伯 勇斗が話しかけて来た。

…それが嬉しかったんだけど、あたしはまだまだ自分に素直になれない。


「はぁ??余計なお世話よ。確かに仕事ちゃんと出来ないかもしれないけど、アンタよりマシよっ!」

「ゴメン、ゴメン。嘘だよ。一緒に頑張ろうな」


そう言って佐伯 勇斗はあたしの頭をクシャクシャ撫でた。

…なんか嬉しかった。

テカ…なんか優しい…。
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