キミの心Ⅰ-俺様王子のヨワミ-
でも…それだけじゃ終わんなかったんだ。


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―――…
翌朝。

次は下駄箱の靴がなくなって、イスの上に画鋲がいっぱい乗っかってた。


靴は、職員室からサンダルをかりて、画鋲は先生に渡した。先生は「??」って顔してたけど無視してそのまんま渡した。


「…はぁ…。めんどくさ」



あたしへのいじめはまだ続いた。


次の日は

体育着がボロボロに切られてて。


その次の日は

教科書に落書き。


そのまた次の日は

靴が返されて、その中に画鋲。


もういい加減あきれた。


その週はちょうど未来が風邪でやすんでてあたしを心配する人はいなかった。
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