雪に消えたクリスマス
・第二話 俺の恋人…

 真っ暗な闇の中、光が見える…
 
 その光の中に、誰かいる…

 黒い柔らかな髪、琥珀色の瞳、バラの唇…

 月明かりにも似た、その笑顔…
 
 いつも見ていた…その笑顔…

 側にいるだけで幸せで…
 
 でも、もっと多くのモノが欲しかった…

 それが何だったのか…?

白くほどける吐息を見つめながら…

 今も答えは、見つからないままだ…
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