雪に消えたクリスマス
・第八話 探し物…
命というモノは、有効期限のある時計を持っているの同じだ
その時計がいつ止まるのかは、持っている本人も分からない
一年かもしれないし、五十年かもしれないし、百年かもしれない…
でも確実に言えることは、
どんなに長く動いている時計も、
いつかは止まるというコト…
チクタク、チクタク…
眠っていても、
決して止まるコトのない時計…
時計のぜんまいを捲くたった一つの鍵を持っているのは、
神様だけ…
そんな神様は、
時々だけど、
時計のゼンマイを捲くコトがある
少しだけ捲かれた時計は、
また少しの間だけ動き出す…
神様はどうして、
僕の時計のゼンマイを捲いたりなんかしたのだろう………?