アネモネ~儚い恋~
『私を呼んだのは誰じゃ』




………声、低くね?



びびるわぁ~~~………。









「えっと………。私はナナと申します。実はお願いがありまして………」



『ふむ。そなたの願いとは何ぞや?』





「実は………」






とたんに自分の願いが恥ずかしくなってきた。



言ったらバカにされるかも………。






『ほら、早く申せ』








「実は………………。











人間のことが好きになってしまったんです!!!!!」









シ~ン………





あ、あれ……?


やっぱ、あきられちゃった………?




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