不良
新一高
窓から明るい朝日が差し込んでいる。

周りに自然が多い俺ん家は朝から小鳥がピヨピヨないている。

今はまだ夏前だ。

俺は小鳥の鳴き声で目が覚めてしまった。

自分で自覚してるが、寝起きは物凄く機嫌が悪い。

「だーーー!!!ピヨピヨうっせーぞ!!こらぁ!!」

機嫌が悪いもんだから、毎朝叫んでしまう。

馬鹿みたいに窓から叫んだせいで、小鳥はみんな飛んでいってしまった。

周りからの視線も痛い………。 

まあ、日常茶飯事だし、俺は気にしないさ。


俺は何気なく時計を見ると、まだ6時だった。

まあ、鳥達は目覚まし代わりになって、便利っていったら便利だけど。


とか考えていたら下から物音がした。

家は二階建だ。一階がリビングやキッチンなど。

二階は主に個人の部屋だ。

「んーー。そーいや、腹減ったな。朝飯食いに行くか。」


昨日はダチの亮太と、ずっと遊んでて晩飯を食わずに寝てしまった。


俺はドタドタと階段を降りてリビングに向かう。


「母さーん!起きてんの?」

「あっ。豪!丁度良かった!母さんいまから出張だから朝ごはん、用意しといたわよ。」

母さんはスーツを着て料理をしていた。

俺からみると、なんか異様な光景だ。

「ああ。そうなの。サンキュー。」
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