不良
いつも通りの道を歩く。


学校につくと、いつも以上にざわめいていた。


たぶん転校生の話だろう。

俺は普通に教室に入った。

俺が席に座ってグターっとしてると、


「どーした?神崎?」


と言う声がした。


この声からして篠原かな?

俺は振り向く。


案の定、そこには篠原が立っていた。


「いや、ちょっとな」


「ふぅん。でさ、お前転校生に興味ないわけ?」


どーやらこっちの方が聞きたかったらしい。


篠原は俺の前の席に座った。


「とくに無いね」


俺は素っ気なく答えた。


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