不良
橋本が自己紹介している間、亮太は鼻の頭をかいたりして恥ずかしそうだった。


そして橋本の自己紹介が終わると亮太はまた下を向いた。


「亮太!お前恥ずかしいからって下向くなよ!」


俺は下を向いてる亮太に真剣な声で言う。


顔は笑ってたけど。


「っ!恥ずかしくない!」

亮太は顔を上げて赤面しながら言った。


「嘘つけ!」


横ではお母さんと橋本が笑ってる。


「嘘じゃ…「はい!そこまで!立ち話もなんだし、リビングに行こう!」


お母さんは亮太の話を切って叫んだ。


「あ………。そうっすね」

俺は意表を突かれて少し驚いた。


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