不良
「んなッ!!」


稲垣は目を覚ますといきなりキョドっていた。


当たり前だけど。


「よぅ。元気か?」


俺は微笑しながら言った。

「よぅって………何で…………………!」


稲垣は体を起こした。


「なんでって、自業自得じゃん」


「はっ!?」


稲垣は完全に何のことかわかってない。


「だから!自業自得だろ!」


俺は軽く大きい声を出した。


「自業自得?俺は…………………………あっ!!」


稲垣は少し考えた後何かがわかったように大声を出した。


< 133 / 141 >

この作品をシェア

pagetop