不良
「はっ!?今更!?」


俺は思わぬ言葉に驚いた。

「今更じゃなくて、暗くてさっきは見えなかったんだよ!」


稲垣も立ち上がってそう言った。


「てか、なんで俺らを襲ったんだよ」 


立ち上がった稲垣に俺は言う。


「もともと橋本が目的なんだよ」


稲垣は橋本の方を見て言った。


橋本は稲垣に見られてキョドっている。


「はぁ?」


俺は橋本の方を見てる稲垣に言った。


「この前の続きをな」


稲垣はそう言うとどこかに歩きだした。


「……………?」


俺と橋本はなんだかわからないまま稲垣を見送った。

< 135 / 141 >

この作品をシェア

pagetop