不良
「なんだったの?」


橋本は去っていく稲垣を見ながら言った。


「さぁ」


俺も同じように言う。


「じゃあ、帰るか」


稲垣が見えなくなってから俺は言った。


「だね」


そう橋本が言ったのを確認すると俺らは歩きだした。



それから少し歩いて橋本ん家に着いた。


「じゃあ、また明日な」


俺は橋本が玄関に入ろうとしたときに言う。


「うん。バイバイ」


橋本は振り返って言った。

俺は手を振りながら振り返って家路についた。


< 136 / 141 >

この作品をシェア

pagetop