不良
なんで俺等は霊感無いはずなのに、霊が見えるんだ?

俺が亮太にその事を言おうとした時、看護婦がこちらを見た。

俺はそれに気付かず亮太の方を見ようとしていた。


俺の行為に気付いた亮太が俺の腕を引っ張った。

その反動で近くにあったイスが倒れた。


ガシャーン!!


結構デカイ音がなったと思う。


音がなった数秒後に……


コツ…………コツ……

明らかにこっちに来てる音だ。

コツ…………コツ……

俺は怖くなり、目をつぶってしまった。

目をつぶっても足音は聞こえる。

コツ……………コツ……

目をつぶってから足音が数回なった後、足音が聞こえなくなった。


目を開けようと思った時、隣にいる亮太が肩をトントンと叩く。


俺は目を開け、亮太を見る。

亮太自身はこちらを見ずにまん前を指差している。

俺は前を見てみる。

「!!!???」
< 16 / 141 >

この作品をシェア

pagetop