不良
そこにはコッチを睨みながら立っている看護婦が。

「あなた達…………ここで何してるの………?」

看護婦は不気味な笑顔でナイフを舐めながら言った。
更にナイフを舐めながら

「変な事してると………ヤるわよ」

ヤル??この俺を??

俺はもう理性が飛んでいた。

「ちょうしに………」

「は?」

俺はかすれた声だったため、看護婦にはうまく聞こえなかった。

俺は、は?という言葉でキレた。

「調子に乗ってんじゃねぇぞ!!!!」

俺はいきなり飛び出して看護婦に殴りかかる。

後ろで亮太が、

「やめろ!!」

と叫んでいる。

だが、かなうはずの無い相手に俺は殴りかかった。
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